大学入学後自分のカメラを購入して初めて撮影した鉄道は阪神電車でしたが、写真部に入部して題材に選んだのは地元横浜の隣、鎌倉を走る”江ノ電”でした。
まずは鎌倉駅から和田塚駅へ歩いたようです。
「江ノ島電鉄」というのは神奈川県鎌倉市から藤沢市を走る電車です。通称「江ノ電」。これは起源は紆余曲折があるものの、「江ノ島電気鉄道」の略称でしたが、戦後「江ノ島鎌倉観光」という社名であっても「江ノ電」と呼ばれていたまま、1981年に現社名になっています。関西の私鉄に見られる「○○電車」とは違いますが、社名が変わっても呼称は変わらないところは、やはり地域に根ざした鉄道である証では無いでしょうか。
筆者が初めて江ノ電に乗ったのは、子供の頃、家族で江ノ島の海水浴場へ行ったときだと思います。暑くて混んだ、うるさくて遅い電車の記憶があります。混んでいたのは海水浴シーズンだからで、このころは廃線の噂もあったようです。その後、森田健作主演の「俺は男だ」という番組に、この江ノ電が出てきました。その後、ドラマ「俺たちの朝」などに出てきてちょっとした江ノ電ブームが起こります。
筆者が学生の頃には、その江ノ電ブームが一段落した頃でしたが、まだまだ古い車両と施設のままでした。そこに1000系という、いきなり近代的デザインの車両が入って驚いたりしましたが、これとて”吊り掛け式”駆動装置のままでした。
筆者にとって、江ノ電のイメージは、この1980年頃のものですが、まだまだ昔の江ノ電の雰囲気が残っていた時代だった気がします。
今回は1979年6月、カメラを持って初めて江ノ電の写真を撮った時の写真です。
江ノ電沿線を歩くのも初めてで、闇雲に歩きまわりました。今回は1979年6月、カメラを持って初めて江ノ電の写真を撮った時の写真です。
まずは鎌倉駅から和田塚駅へ歩いたようです。