電車の風景

1999年開設したHP「阪神電車の風景」の書庫としてスタートしました。 阪神以外にもテーマを広げていくため「電車の風景」と変更しました。

2023年02月

地元神奈川を走る京浜急行電鉄の三浦海岸駅へ行きました。ここには伊豆河津町から贈られた苗木を1999年から植え始め、今では1000本以上の早咲きの河津桜があります。筆者は初めて行きました。日曜日ということもあって人は行列、車は駐車場待ちで渋滞でした。


まだ寒いですが青空に濃いピンク色の河津桜が映え、下には菜の花も咲いていて、京浜急行の赤い電車も通る、とカラフルな景色が楽しめました。


DSC_1624_20230226_111317NX

DSC_1658_20230226_111838NX

DSC_1671_20230226_112510NX

DSC_1696_20230226_113358NX

DSC_1723_20230226_113612NX

DSC_1756_20230226_114933NX

DSC_1821_20230226_120524NX

DSC_1839_20230226_121130NX

DSC_1852_20230226_123259NX

 DSC_1872_20230226_133318NX

神戸に行く機会があり、阪神電車ジェットカー”青胴車”の終焉が近いということなので乗ることにしました。と言ってももう4編成しか残っておらず、なかなか乗れるタイミングはないかなと思っていましたが運よくすぐに乗れました。しかも5001-5002-5003-5004の第一編成です。
2021.12.31 西宮
 DSC_0057_20221231_151353NX

2023.2.12 尼崎
DSC_1303_20230213_153933NX


千船、特急待避中
DSC_1313_20230213_154658NX

中間車になった5002,5003。元は2両編成の制御車でしたが、4両固定編成になった時に改造されました。
DSC_1309_20230213_154610NX

妻板形状が先頭車の形ですね。

DSC_1310_20230213_154614NX

野田

DSC_1355_20230213_160502NX

DSC_1357_20230213_160503NX

DSC_1361_20230213_160504NX

久寿川

DSC_1384_20230213_163859NX

DSC_1402_20230213_163920NX

この日は5025編成との2編成が運用していました。

DSC_1367_20230213_163305


車内も昔標準だった薄緑色。
MOVIE_[0217]

妻部は元々制御車だったところを客室に改造、簡易運転台もあります。 
MOVIE_[0217]_01

2015年の撮影。形式不明の「青胴車」ですがこの頃はまだ一部車両のシートが更新されず昔ながらの小豆色でした。クッションは昔の方がフカフカでした。ただフル加減速をすると体が横に持っていかれました。子供が小さい時は勢いでひっくり返ることもあって気を使いました。でも阪神のシートは柔らかくて好きでした。
20150503_091831FXN_7193


現在、阪神ジェットカーは5500系、5550系、5600系が主力になっています。しかし旧塗装となります上半分がクリーム、下半分がブルーのジェットカー「青胴車」は5111、5311形の廃車が終わり5001形のみとなっており、その5001形も2023年度中に廃車が決定されています。地元民ではない筆者は、これが最後になる可能性があります。


現在の5001形は二代目です。初代5001形は1958年製造1977年廃車になっており、その代替えとして1977年に5001-5002、5003-5004が新造されました。当時は新5001形と雑誌で見ましたが、正式名はどうなのでしょうか。45年も経って今更”新”も変ですね。最近の雑誌では5001形(Ⅱ)などと書かれていますが。
なお、1000系は新1000系と当初呼ばれていたこともありますが、これも1960年代まで残っていた小型車に1001形(千公とのニックネームも)があったためです。さすがにこれと間違えることもないでしょうが。
さらに言えば「青胴車」の呼称も「赤胴車」の対語として使われ出したのは1980年ごろだったと思いますが今ではすっかり定着していました。阪神電鉄としては急行系=赤、普通系=青の識別を踏襲しているようです。ただ形式ごとに色合いが違っており、特にオレンジ色はもっと赤い色にして欲しいですね、と言うのは阪神ファンの定番です。

1977年8月、営業開始したばかりの新5001形が来たので慌てて撮った一枚。当時もフィルムは高価で泣けました;;。 目新しい新型車は夏の冷房装置も相まって嬉しかったのを思い出します。

19770803-9

1979年4月、野田。今回撮影の5004。当時行き先表示機が付いていた赤胴車と違い、表示板のままだったのがいかにも無駄はしない阪神らしいと思っていました。
19790400DSC_377420210803_3

1979年4月、魚崎
19790400DSC_380620210803_35

新5001形は初代5001、5101、5201形の置き換えですが、そのうち5201形は当時台車、モーター、駆動系(直角カルダンから平行カルダン)を一部更新しており、初代5001とジェットシルバー5201-5202の代替え4両のみで、残りは冷房改造するという噂も聞きました。結局車両も全て新造することになったようです。ただ5201形で更新した駆動系は新5001形にそのまま流用されましたから車体更新車と言えそうです。

その後、5231形が5131、5331形にモーター、台車流用で電機子チョッパ制御に置き換えられたのですが、このチョッパがディスコンになったために先に廃車されることになり、結局車齢の古い新5001形が最後まで残ったわけです。もう「新」はつけなくても良いでしょう。
阪神5001形、何月まで活躍してくれるでしょうか。46年間お疲れ様でした。

↑このページのトップヘ