電車の風景

1999年開設したHP「阪神電車の風景」の書庫としてスタートしました。 阪神以外にもテーマを広げていくため「電車の風景」と変更しました。

2025年03月

東海道山陽新幹線ドクターイエローを追っている友人から通過時刻くらいに富士山へ太陽が沈むダイヤモンド富士が見られるかもしれないということで、天文好きの筆者が確認したところなんとか富士山に沈む時刻が通過時刻に合いそうだと確認し、横浜市旭区阿久和に行って撮影してきました。

下見に行った時の写真。陸橋には網の小さな金網があり、なかなか構図決定が難しいところでした。

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この日は冬型気圧配置から弱い南岸低気圧通過、移動性高気圧張り出しと春に近づいていく過程の目まぐるしい天気でした。西の空は雲が広がって肝心の富士山は見えません。

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だんだん陽が沈んでゆきますが。
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まさに日の入り寸前、富士山の山頂が雲の上に顔を出しました。ダイヤモンド富士になってきました。
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太陽は山頂をかすめて右側の稜線に沈んでいきます。しかし新幹線は来ません。。
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ほとんど陽が完全に沈むかという時にドクターイエローが来ました。
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カメラの露出はマニュアルで新幹線を止めるために1/4000秒のシャッター速度です。
-1段補正をしていましたが感度は自動制御でISO3200にまで上がっていました。
新幹線は写りましたが、それでも太陽周辺が白飛びしてしまいました。自動感度調整を切ってもう一段アンダーにするべきでした。。難しい露出でした。
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日の入り後も雲が陽に照らされています。
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陽が沈んだ後も手前の雲に富士山の影が映っていました。
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2021年に書いた記事ですが、そのまま掲載します。いよいよE217系は2025年3月に無くなります。ずいぶん変わってきました。
(ここから)

横須賀線の話です。
実家の最寄駅が、保土ヶ谷駅だったことからこの線に乗ることが多かったです。
今、戸塚駅が最寄駅で、当初大船に通っていましたが、なぜか横須賀線を選んで乗っていました。その後西大井駅に通っていましたから通勤はずっと横須賀線でした。
横須賀線の車両は、70系、113系からE217系に変わりましたが、今度、E235系に変わります。乗り慣れた車両が無くなるというのはなんだか感慨深いです。

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昔の70系は旧型国電を湘南型2枚窓の運転台にしたような車両でした。海水浴に使った記憶くらいです。床が木で、コールタール臭さで酔いやすかった旧型国電という印象です。写真はありません。

113系は筆者の記憶の中では最も深い車両です。

1962年に湘南色の80系置き換えから始まった111系から出力増強した113系(先頭車はクハ111)は、1963年から1982年まで約3000両製造されました。高度成長期の通勤近郊電車として日本全国の直流区間でで活躍しました。

筆者の学生時代の記憶は全てこの車両です。

カメラを手にした1979年ごろは横須賀線はまだ東海道線を併用して走っていて、この写真の清水谷戸トンネルを通過する横須賀線は今ではみられません。

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この後、「SM分離」の1980年以降も113系は走り続けて、1990年末期はステンレス前面強化して継ぎ接ぎ鉄仮面のようでしたが、1999年に横須賀線は国鉄型からE217に置き換わります。

しかし、この当時、筆者は仕事を真面目にしていたため?ではなく、マニアも「スカ線」と呼んで横須賀線車両は”スカ”として写真にも撮っていなかったようです。

カラー写真がないので、2003年の外房線で晩年を送る113系です。

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今も横須賀線専用車として活躍中のJR東日本217系は1994年に製造が開始されました。当時京浜東北線の車両209系をベースにしたというので、期待していませんでしたが、前面が横須賀線専用のデザインで、もともとプライドの高い?横須賀線利用者は溜飲を下げたようです。筆者もこのデザインは好きです。(このデザインは前面衝突クラッシャブルゾーンのためでもあります)

登場時のままのE217系は青色のラインが濃いマリンブルーでした。横浜らしくて良い。

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ところが機器更新を2007年から行い、青色が113系の頃と同じ青20号に戻りました。

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E217系は、バブル崩壊の頃から進められた車両のコストダウンのために、耐用年数を半減させたものなので、20年以上経過した現在、廃車が迫っています。113系は40年走っていたことを考えると短く、”美人薄命”ですね。

新たに横須賀線に走る車両、E235系。色は横須賀色でグリーン車も入りましたが、山手線と同じ車両で、ロングシート4扉です。

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君が大人になる頃にはどんな車両が走っているだろうね。

 

東海道新幹線の「ドクターイエロー」(923形)はJR東海所有のT4編成が1月に廃止されましたが、実はJR西日本のT5編成は2027年に廃止予定なのでまだ走っています。なんだかナクナル詐欺みたいですがドクターイエローの追っかけ撮影はまだ続いています。
今回も熱心な追っかけ友人に連れて行ってもらいました。
場所は神奈川県平塚市のより富士山が見える田園です。

 


2月17日は冬型の気圧配置で寒い日でした。しかし強い偏西風のために雪雲が山を越えて来てしまいました。肝心の富士山は山頂に雲がかかってしまいました。
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同じ写真を「Nikon NX studio」RAW現像時に「ディープモノクローム」に変換すると雲が強調されました。(このアプリ、モノクロームにすると昔のコントラストフィルターの黄、オレンジ、赤が選択できますがディープモノクロームはさらにコントラストが上がるようです)
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ドクターイエローが来ても富士山の雲はとれませんでした。(4k動画の切り出し)
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良いロケーションでしたが富士山は不完全でしたのでリベンジを2月26日に行いました。
この日は冬晴れでしたが気温がぐんぐん上がっていきました。
午前中早い時間は雲ひとつなく富士山が綺麗に見えました。広い田園地帯は遮るものはなく長い16両編成全体が24mm相当(16mm APS-C)で入ります。
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「Wonderful Dreams Shinkansen」というディズニーリゾートとJR東海が協力したラッピング列車を撮影しました。
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カラフルです。なお、ブログでは縮小していますが元画像をさらにphotoshopの強化RAW現像すると車両の窓枠がはっきり写っています。
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上記写真を等倍切り出し
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近所の隠れ家的レストランでゆっくり早めの昼食をとると、雲が出てきました。撮影者も多くなってきました。
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無事、ドクターイエローを撮影できました。
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上記写真を等倍切り出しするとゆらぎが出ていました。
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ドクターイエローの追っかけはまだ続きそうです。

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