神戸と言えば一般的に北野「異人館」が有名ですが、こちらは明治の開港以降の外国人住居であり、また三宮、元町から山に上がったところで地元民にはちょっと縁がない所でした。
一方、明治後半、阪神電気鉄道、阪神急行電鉄の開業により、西宮、芦屋を中心に高級住宅地ができて、有力者、実業家が多く移り住むようになりました。
その中心は阪急沿線なのですが、阪神沿線にも灘五郷の実業家が力を入れて立派な建築が出来たのでした。阪神電車の魚崎駅周辺もそのひとつです。有名なのは白鶴美術館とか谷崎潤一郎倚松庵(移築)ですが、有名進学校「灘中・高校」があることは菊正宗、白鶴で有名な嘉納財閥などの力でした。
筆者の通った新設校とは全く違って、広い敷地に大きな校舎、プール、動物小屋とそろっていました。母の実家からすぐのところで、叔父叔母はそこの出身でした。犬の散歩で校庭に入ると犬は喜んで走り回るので追いかけるのが大変でした。1965年頃の話です。今は校庭には入れません。
まず、魚崎小学校は、中央の円筒形の階段が特徴です。
自作も考えましたが、曲面は工作が歪みやすいのであきらめ、トミーテックの「ジオコレ」を改造することにしました。

むりやりですが、雰囲気は出せたでしょうか。ここは自己満足の世界です。

撮影した写真をベースにパソコンで展開図を起こし、色も写真から持ってきました。それをプリントして、厚紙に貼付けて工作しました。




