2004年、甲子園球場が80周年のときに訪れた時の記録です。
今や、阪神電鉄で唯一の存在となった、二段架線柱の残る区間を歩いてみました。
甲子園駅は武庫川の支流を埋め立てたところに球場を建設し、臨時停留所を常設の駅に格上げされた。かつては路面電車の阪神甲子園線 がガード下を走る接続駅だった。右側の写真の中で売店の前に立つ鉄柱がその架線柱のなごりだ。
左の写真は球場側の改札であるが、前にダイエーがある。2003日本シリーズ前にはホークスの応援歌を流し、タイガースの応援グッ ズを売っていた。その隣には近鉄系の「都ホテル」だったが今は「ノボテル甲子園」となって系列が変わってしまった。

ホームの下はがっちりした支柱で支えられている。


地平区間から一気に高架駅へ登る構図は甲子園駅ホームから狙った写真が昔から定番で、昔は大きな松の木が残っていた。
また、古い写真には土手を上った線路脇から撮った写真も見られるが、現在は写真のようにフェンスで囲われているので撮影できない。
鳴尾方面に向かうと地上に降りて地平区間になる。
住宅地の雰囲気は、甲子園球場のすぐそばとは思えないくらい静か。
八幡神社の参道の直前に阪神の線路がある。古くからある神社で、この参道を迂回するように阪神電車はS字カーブを描いている。


鳥居 を通して電車が見られる。鎌倉の江ノ電などのように路面電車風の鉄道なら似たような風景が見られるが、都市間高速鉄道では珍しい光景だ。
鳴尾駅横の変電所(跡?)。